人気記事

    2020年11月08日

    Gout族「コルヒチン」が新型コロナの抗炎症薬として…?



    gout Colchicine.png



    痛風治療薬を新型コロナ抗炎症薬に 
    琉球大学主導で全国初の治験へ


    2020年11月5日
    琉球大学大学院医学研究科
    金城武士助教
    植田真一郎教授


    琉球大学は5日、
    新型コロナウイルス感染症患者の
    重症化を防ぐ薬を開発するための
    医師主導の治験を始めると発表した。

    来年1月から
    横浜市立大学などと共同で実施する。


    新型コロナに
    感染後に重症化しやすい軽症患者や、
    中等症患者に対する抗炎症薬として、

    痛風治療薬で知られる
    「コルヒチン」の効果を検証する。


    同様の治験は全国で初めて。





    Colchicine.svg.png




    5日に
    琉球大学で記者会見した研究代表者で、
    琉球大学大学院医学研究科の金城武士助教は

    「安価で安全に、
    重症化を抑制する抗炎症治療が可能になることで、
    患者と医療現場の双方の負担軽減につながる」

    と成果に期待した。


    今回の治験は
    来年1月から5月までを予定。


    新型コロナに感染し、
    沖縄県内外の約10医療機関に入院する
    重症化しやすい軽症患者か、

    肺炎症状はあるが酸素投与は必要ない
    「中等症T」の患者100人を対象に実施する。


    初日は
    コルヒチン1・5_cかプラセボ(偽薬)、
    翌日から
    コルヒチン0・5_cか偽薬を
    1日1回の4週間、飲み薬で投与して、

    血液中の炎症反応を比較する。


    新型コロナ治療は、
    主に抗ウイルス薬と抗炎症薬の2本柱で行われる。


    国内は現在「軽症」
    「肺炎症状はあるが酸素投与は必要ない中等症T」
    の患者に対する治療薬で、
    厚生労働省の承認を受けたものはない。


    抗ウイルス薬では「アビガン」として知られる
    ファビピラビルの承認が申請されているが、
    抗炎症薬はまだ薬剤もないのが現状という。


    今回の治験では
    「空白」となっている抗炎症薬の開発を目指し、
    重症化予防効果を検証する。


    金城助教らはコルヒチンの有用性として、

    ・低用量でも抗炎症作用を有し、
    ・長期投与の安全性が担保されていること、
    ・重篤な副作用は起こらないとされていること

    などを挙げた。


    将来的には、
    公知申請による薬事承認を目指すという。



    gout痛風発作.jpg



    痛風治療薬「コルヒチン」は
    COVID-19の抗炎症薬として有効か 

    琉球大と横浜市立大
    が医師主導の治験を開始

    2020年11月06日


    琉球大学と横浜市立大学は、
    痛風治療薬である「コルヒチン」が、
    新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の軽症から
    中等症に対する抗炎症薬として有効かを検証するため、
    医師主導の治験を開始すると発表した。


    COVID-19の軽症から
    中等症に対する抗炎症薬として期待


    研究は、
    琉球大学大学院医学研究科
    感染症・呼吸器・消化器内科学講座の金城武士助教、
    同臨床薬理学講座の植田真一郎教授、
    琉球大学病院臨床研究教育管理センターの
    池原由美助教を中心とする研究グループが、
    横浜市立大学大学院データサイエンス研究科長の
    山中竹春教授などと共同で行うもの。


    研究グループは、すでに
    痛風治療薬として薬事承認されている
    「コルヒチン」の適応症を
    新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に広げること
    を目的に、医師主導の治験を実施する。


    治験開始日は2021年1月を、
    終了日は同年5月を予定している。


    COVID-19の治療は、
    抗ウイルス薬と抗炎症薬の併用によって行われる。


    酸素投与が必要(中等症U)または
    人工呼吸器での管理が必要(重症)の場合には、
    抗ウイルス薬である「レムデシビル」と、
    抗炎症薬の「デキサメタゾン」が薬事承認されているが、

    重症化するリスク因子をもっている軽症者や、
    肺炎はあるが酸素投与は必要ではない
    中等症Tの患者の治療薬はまだ承認されたものがない。


    抗ウイルス薬の
    「ファビピラビル」の承認申請が10月に行われ、
    現在結果が待たれているが、
    抗炎症薬ではまだ薬剤がないのが現状だ。


    今回の治験は、
    この空白となっている軽症から
    中等症Tに対する抗炎症薬として、

    「コルヒチン」の有用性を確認するもので、
    日本医療研究開発機構(AMED)
    新興・再興感染症に対する
    革新的医薬品等開発推進研究事業の
    研究開発課題として実施される。


    「コルヒチン」の有効性が確認できた場合、
    より大規模な試験で有効性を確認し、

    COVID-19後の血栓症予防効果を検証する
    試験を実施する予定。



    koruhichinn28161358.jpg



    コルヒチンの
    2型糖尿病合併冠動脈疾患
    を対象とした治験も実施中


    「コルヒチン」は
    イヌサフランに含まれるアルカロイドで、

    日本では抗炎症薬として痛風、
    家族性地中海熱が適応症となっている。


    琉球大学では、
    臨床薬理学講座の植田真一郎教授が、

    COVID-19でも重症化のリスクが高い
    糖尿病合併冠動脈疾患患者のコホート研究から、

    慢性炎症亢進と心血管イベント発生が関連すること、
    炎症反応の亢進した冠動脈疾患患者での
    「コルヒチン」の内皮機能改善作用を確認しており、

    2型糖尿病合併冠動脈疾患患者を対象に、
    2017年から心血管イベントの抑制効果を検証する
    医師主導治験を実施している。


    その中で、
    「コルヒチン」の作用機序から、
    COVID-19治療薬としての開発構想が生まれた。


    COVID-19重症化の過程では、
    いわゆる宿主炎症反応期として
    過度の好中球活性化や
    サイトカイン増加により血管内皮炎が生じ、

    微小血管に血栓が形成され、
    これが致命的な呼吸不全や
    多臓器不全を引き起こす可能性が示唆されている。


    「コルヒチン」は好中球活性化を抑制し、
    病態のキーとなるサイトカイン生成を
    NLRP3インフラマゾーム形成抑制により低下させ、
    重症化を防止できる可能性がある。


    「コルヒチン」はリスクの高い軽症患者や
    呼吸不全のない中等症患者への投与により、

    ウイルス反応期に引き続いて生じる
    過剰な炎症反応を抑制し、
    重症化を予防することが期待される。


    また
    COVID-19により
    強い炎症が肺や血管に生じた場合、

    線維化や動脈硬化の進展などで
    回復後の予後の悪化に繋がる可能性もあり、
    日本でも回復後の調査が開始された。


    実際、
    1918年のスペイン風邪の後、
    重症の呼吸器感染症後に1年間にわたって
    心血管リスクが上昇することが観察されている。


    したがって継続的な抗炎症治療が
    回復後も必要とされる可能性があり、
    低用量で抗炎症作用を呈し、免疫抑制作用がなく、

    長期使用でも重篤な副作用のない「コルヒチン」は
    その候補となる。



    gout_covid19.jpg



    コルヒチンには
    他の抗炎症治療よりも優位性がある


    今回の治験は、入院中の中等症および軽症でも
    重症化因子を有するCOVID-19患者を対象とした
    「コルヒチン」の第2相、ランダム化、
    二重盲検、プラセボ対照、多施設共同、
    並行群間比較試験を医師主導治験として実施される。


    中等症および重症化ハイリスク因子を有する
    軽症のCOVID-19患者を対象に、
    コルヒチン初日1.5mgまたはプラセボ、
    翌日から 0.5mgまたはプラセボを1日1回4週間経口投与したときの
    高感度CRPを指標にした炎症反応亢進抑制作用を検討する。


    研究チームは、
    他の抗炎症治療と比較したときの
    「コルヒチン」の優位性について、
    次のことを挙げている:

    (1) 低用量でも抗炎症作用を有し
    家族性地中海熱患者などで長期投与の安全性も担保されている。

    (2) ステロイドのような易感染性を招かない。

    (3) 抗炎症作用による血管内皮機能の改善や
    心血管イベントの減少も報告されている。

    (4) 抗炎症による重症化予防の視点から
    IL-6阻害薬の研究も進められているが、
    現時点では効果ははっきりせず、
    好中球とインフラマゾームに作用する「コルヒチン」は
    単独 のサイトカイン阻害より有効である可能性が高く、
    かつ安価で安全である。

    (5) デキサメタゾン(ステロイド)は
    酸素投与を必要としない患者や高齢者では
    むしろ予後を悪化させる可能性がある。

    (6) デキサメタゾンと併用、
    あるいは投与終了後の継続した
    抗炎症治療として投与が可能である。

    (7) それにより重症化の予防のみならず
    回復後の継続投与で肺、血管の後遺症の
    リスクを低減できる可能性がある。



    hds_gout.jpg




    ラベル:COVID-19 抗炎症薬
    posted by 痛風糖尿高血圧 at 12:32| コルヒチン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする


    sake.jpg


    アルコールパッチテストで
    医者に下戸認定された
    アルコール代謝能力無しの下戸な私が
    たった2時間で酒豪になり
    二日酔いにもならなくなった極意







    痛風・高尿酸血症ランキング



    にほんブログ村 病気ブログ 高尿酸血症・痛風へ
    にほんブログ村





    gan.jpg

    ≪癌≫
    医者嫌いの私の父も実践済
    ガン治療に効果的な食事法